どの業界に転職するときにも年齢はネックになりがちな点で、人材が豊富な業界では未経験の人は30代になるともう転職が難しいということもよくあります。
介護職の場合にも経験がある人が有利なのは確かですが、年齢制限についてはあまり厳しくないのが現状です。
経験者なら年齢を問わずに転職できる可能性があり、定年が間近に迫っている状況でも即戦力としての期待を受けて採用されることが多くなっています。
介護職として働いていた経験がある場合には定年後でも働ける現場が大半を占めていて、むしろ働き続けてくれるのに感謝してもらえる傾向があります。

未経験の人の場合にも介護職ではミドル世代の人もよく採用されているため、年齢をネックに感じる必要はありません。
定年が本当に近くなってしまうと採用してもらえる確率が低くなりますが、定年後も働きたいという意志表示をすることによって転職に成功しているケースも多々あります。
また定年間近だと採用の確率が低くなるのは、すぐに定年で辞めてしまう可能性がるからです。
そのためすでに他の仕事で定年を迎えているシニア世代は、継続して働く意欲をみせれば採用される可能性が上がるでしょう。

介護業界で年齢制限が比較的緩いのは人材不足を補うことが急務になっているからです。
若手を採用するのも難しく、離職者も多いことから現場で必要な人材の数を確保するのが難しくなっています。
そのため、年齢を問わずに意欲がある人を採用してすぐに戦力に成長してもらうという方針を立てている現場が多いのです。
いつまでも働ける可能性が高い職種として大きな魅力があるので、年齢を重ねてから転職したいと思ったときや、定年後も働ける仕事を選びたいとき、定年してからまた働きたいと思った時には介護職を検討してみましょう。